正統派!?サブカルチャー
2001/06/05更新
ここでは管理人がかつて見ていて、今でも非常に心に残っているドラマを紹介します。最近はタレントのキャラクターを一面に押し出したようなトレンディードラマばかりですが、かつては何か泥臭さを感じるようなドラマが多かったのがなつかしい。そのドラマの関連リンクもしていますので、是非ご覧になってくださいね。
CONTENTS
あばれはっちゃくシリーズ 狛江で撮影されたことは有名。DVD出してください! スクール☆ウォーズ(2も含む)→現在作成中 1は日本のテレビドラマ史上最高の作品と言っても過言ではない!今の高校生必見!2は・・・・見ないでいいです。 大映ドラマ全般→現在作成中 80年代のテレビドラマ界を席巻しました。スクール☆ウォーズもその1つ。
このシリーズは、狛江サブカルチャーの「狛江のあのうわさ」コーナーにも掲載されている通り、撮影のかなりの部分を狛江で行ったシリーズ。
本来は山中恒作の小説が原作で、マンガも確かあった。しかし、この作品はドラマ放映がなんといっても有名。昭和54年から60年までの6年間、5代目まで放送された。しかもこの6年間は、管理人M1が小学校時代の6年間とピタリ一致する。
シリーズの紹介
タイトル | 放送時期 | 主人公役 | 管理人が知っている限り説明 | |
初代 | 俺はあばれはっちゃく | S54〜55 | 吉田友紀 | 1作目で、シリーズ最高傑作と言う人も多い。私は当時小学校1年で、ストーリーはあまり覚えていない。姉が見ているのにまぎれて見ていた。 |
2代目 | 男!あばれはっちゃく | S55〜57 | 栗又厚 | このシリーズが一番よく覚えている。はっちゃくも前作とは違って太めになり、ガキ大将っぽさが増した。私はこの2代目が一番好き。特に狛江がよく出てきたのもうれしかった。一説には狛江第八小学校が撮影に使われたという。 |
3代目 | 熱血あばれはっちゃく | S57〜58 | 荒木直也 | 好きだった2代目が終わった後ということで、見る気があまりしなくて、裏番組でも見ていて、あまり見ていなかったような気がする。 |
4代目 | 痛快あばれはっちゃく | S58〜60 | 坂詰貴之 | これは主人公がついに管理人と同じ年になったということで、結構感情移入でき、2代目の次に好きだった。 |
5代目 | 逆転あばれはっちゃく | S60 | 酒井一圭 | これはついに主人公が管理人より年下になり、中学校に入ってからということもあり、全く見なかった。視聴率も伸び悩み、約半年で打ち切りになったとか。きっとはっちゃくシリーズの視聴者は、私の代の人までがほとんどだったのだろう。撮影された学校は世田谷区立船橋小学校。 |
これはサブカルチャーコラムでも説明したが、こんなはっちゃくのようなドラマが放映されるような現実が、今はなくなってしまったことがくやまれる。
たとえばはっちゃくのような子供は現在では多動性障害児(落ち着きがなく、我が強い子供のことらしい)ともとられるかもしれない。さらに年間を通して半ズボン姿だったが、こういう姿の小学生は最近減っているとか。
私は小学校時代のほとんどを半ズボンですごしたが、今はいなくなっているのだろうか。
「あばれはっちゃく」は、撮影場所だけでなく、ドラマ設定でも東京の小学生の話だったはずである。
あの頃は東京に限らず全国どこにでも、はっちゃくとまではいかないが、あんな感じの小学生はいた。
もし今、実写であばれはっちゃくを製作したら、子供達の放課後の遊びでテレビゲームや・ポケモン・ベイブレードなどが出てこないと、現実味がしないだろう。
少なくともあの頃は、いや、あの頃までは外でみんなで遊ぶというのが普通の小学生の「遊び」の姿だった。
シリーズが昭和60年で打ち切られたのは、ちょうどファミコン全盛期と重なるが、この時期に子供の遊びに変化が起きたわけだ。
かくいう私も中学時代はファミコンで遊んだし、もし小学校低学年時にファミコンが出ていたらきっとこれで遊んでいただろう。
だが、私は親があまりたくさんの小遣いをくれなかったので、ソフトは年に2〜3本しか買えず、たくさん持っている友達をうらやましく思ったが、今にして思うとそれでよかったんだと思う。
私は大学卒業まではテレビゲームやパソコンなどはほとんど興味はなく、社会人になって一人で福岡に赴任し、周りに友人がいなくて休日のヒマをつぶそうと、プレイステーションを買った(当時はセガサターンの方が人気があった)。
学生時代と違って社会人になると、1万円くらい平気で使えるし、ソフトも多い月では2本買った。
いわゆる「大人買い」だが、「ゲームを一人でする」という行為自体は、大人も子供も変わらない。
つまり、大人になってからでもそんなことは十分できるわけだ。
今の小学生に言いたいのは、今しか出来ないことをしておかないと、いずれ後悔するということ。これは勉強・スポーツだけでなく、遊びについても同じだ。テレビゲームなんて社会人になったら自分で稼いだ金でソフトを買って思う存分プレイできる。
しかし、近所の友達・クラスメイトと外で遊ぶような行為は、大人になってからでは絶対にできない。
私の小学校時代は、近所の友達(年齢もバラバラ)といつも外で草野球やドロケイをやったりして遊んだものだこともあれば、おもちゃをたくさん持っている友達の家にいって遊んだこともあったが、今でも強く思い出に残っているのは断然前者である。
今考えてみても貴重な経験だった。
だからこそ、小学生の子供を持つお父さん・お母さんに言いたい
「あまり子供におもちゃを買い与えないで欲しい」
子供がかわいくて、欲しいというものは何でも手に入ると子供に思わせてはいけない。
私の小学校時代は、たとえ1個300円のガンダムのプラモデルでもなかなか買ってくれなく、「ケチだなあ」と思っていたが、今にして思えばそれでよかったんだと思った。
そんなふうに何でも手に入ると子供に思わせると、将来の子供のためにならない。
事実、高校・大学を卒業して、どこにも就職しない人が増えているが、そういうふうに親に甘やかされれば、わざわざ働いて金を稼ぐのなんてばかばかしいと思ってしまうのは当然である。
それに、おもちゃなんか、社会人になったら、自分で稼いだ金でいくらでも買える。
この「大人買い」の楽しさは、なんともいえないものがあり、この楽しみを味わうことができないのは、子供の将来にとっても不幸だ。
こういうわけで、「あばれはっちゃく」時代の小学生よもう一度、というわけで、はっちゃくを見ていた方は、あの頃を思い出して、子供と接して欲しい。
とうちゃん・かあちゃん・先生・犬 | シリーズ通して父ちゃん役に東野英心(平成12年没)、母ちゃん役に久里 千春、先生役に山内賢だった。犬のドンペイも必ず出演。 |
ヒロイン・おぼっちゃま | シリーズ通して必ずヒロインとお坊ちゃま役の男の子がいた。長太郎はヒロインに |
お店 | 母ちゃんは大体クリーニング屋か床屋などのお店を営んでいた。父ちゃんはサラリーマン。 |
兄貴・姉貴・居候 | シリーズでは大体お兄さんかお姉さん役がいた。長太郎とは違って成績はいつも学年トップだが、気が弱い。居候は大体お店の仕事の見習の女性。 |
ひらめけーーひらめけーー | 何か問題が起きると長太郎が壁に倒立し、「ひらめけーひらめけー (カキーン) ひらめいた!」と言う。シリーズお決まりのシーンだが、4代目はブリッジして、「はっちゃけー はっちゃけー (カキーン)はっちゃけた!」だった。 |
お前のバカさ加減には父ちゃん情けなくて涙出てくらい! | シリーズで最も有名なセリフ。父ちゃんが長太郎を「この、大バカヤロウ!」と言って投げ飛ばした後に言うことが多い。はっきり言って歴代テレビドラマの中でもベスト10に入る有名なセリフだろう。そんな父ちゃん役の東野英心氏も亡き人となった。だが、4代目はこれまでとは変わり、父ちゃんが「お前の〜〜には〜〜だよなあ、母ちゃん」と言った後、母ちゃんが「ああ、そうだよ」と言うことが多かった(正確には忘れてしまったので、知っている方、教えて下さい)。もちろん「涙出てくらい」というセリフも出たが。 |
ランドセル投げ | 長太郎が家(お店)に帰ると、すぐ遊びに行くために、ランドセルを母ちゃんに投げ、遊びに出かけたりした。これくらいの元気の良さを今の小学生にも持って欲しいなあ。 |
ちゃっかり、M1は、ストーリーは2代目の一部を除いてあまり覚えていなかったりするのだが、とりあえず列挙。
提供者 | ストーリー | |
2代目 | M1 | 第1回。群馬から東京に転校してきて、となりの家に住んでいたみゆきちゃんが着替えているところをはっちゃくがみてしまう。ってとこしか覚えておらん。 |
2代目 | M1 | 第?回。床屋を営む桜間家に住み着いている見習のカヨ子が資格試験を受けるのに、風船を使って髭剃りの練習などをしたがうまくいかない。実際に人で練習したかったところを知った長太郎は、カツラをかぶり女装して「ごめんあそばせ」と言って、こっそり実験台になった。その後、自信を失ったカヨ子に長太郎は奮起を促し、「俺はお守りまで持ってきてやったんだぞ」と怒る!なんてところで詳しくはおぼえていないが、かなり感動した。 |
2代目 | M1 | 第?回。ほとんど覚えていないが、はっちゃくが多摩川の河原でお守りか何かを持って、カツヒコあたりの友人とケンカしているシーンがあった。これだけしか知らん。 |
2代目 | M1 | 多分スペシャルだったと思う。ヒロインのみゆきちゃんがカツヒコたちと連休を利用して富士の日本ランドに旅行に行くと知った長太郎はこれに嫉妬し、出先でカツヒコを遊ばせないようにするため、担任の先生に「先生、宿題をたくさん出してください」と言い、先生もこれに感心して、大量の宿題を出した。ところが実は長太郎も日本ランドに行くことになっていた。カツヒコやみゆきちゃんは宿題をかなり終わらしていたが、長太郎は大変。その後がメインのストーリーなのだが、これだけでも爆笑ものだった。 |
2代目 | M1 | 第?回。それまでのおぼっちゃま役が交代する話。とうちゃんの仕事の都合で、長太郎が転校するかもしれないという話が来たが、実はその父ちゃんと同じ会社のお坊ちゃま役の父親が転勤になった。その後、カツヒコがやってきて、みゆきちゃんが長太郎に「私、カツヒコ君のファンになっちゃいそう」と言って、長太郎が嫉妬していた。 |
2代目 | M1 | 第?回。福引のお話。みゆきちゃんが町の福引所にあった2等のくまのぬいぐるみの景品が欲しいことを知った長太郎は、なんとかして福引券を集め、くじをひいたところ、なんと1等賞のエアコンが当たってしまった。しかし長太郎が欲しいのはあくまでくまのぬいぐるみということで、くじを戻してしまった。その後は覚えていない。 |
2代目 | M1 | 長太郎の兄貴が失恋かなんかで悩んでいて、多摩川で釣りをして、うなぎを釣った!のにもかかわらず、無反応で、となりで釣っていたおじさんに声をかけられた)。 |
2代目 | M1 | 第?回。桜間家がなんかのミスで誤ってドッグフードをたくさん買ってしまったかなんかで、大量に余らせてしまった。それを助けるべく先生がドッグフードで料理を作ったり、釣りのえさにしたりした。実は私もその真似をして、多摩川でドッグフードをねりえにして釣りをしたが、当然ながら(?)全く釣れなかった。 |
2代目 | M1 | 最終回。ひとりで卒業式をしたそうだが、よく覚えていない。ただし卒業式のため、長太郎がちゃんとした服装で町を歩くシーンだけ覚えている。 |
2・3代目 | M1 | スペシャル番組。長太郎達がどこかに旅行に行って、3代目と会って、最後に長太郎が「お前が次のはっちゃくだ」と言って3代目を肩車して走るシーンで終わった。 |
4代目 | M1 | 新学期が始まり、クラブ活動で新たに「お料理クラブ」が出来た。ヒロイン役のまゆみちゃんがすかさこのクラブに入るとわかると、長太郎も「もちろん僕はお料理クラブさ」と言い出し、活動をともにすることに。なぜか活動中には担任の広田先生までいた。顧問なのか? そして、この活動でシチューを作ることになり、長太郎も作ったのだが激マズで、結局ドンペイの餌に。そしてまゆみちゃんがつくったおいしい方を「俺が作った」とウソついて坊ちゃん役に食べさせたら、「まずい」と言いながら全部食べやがった。そして食中毒を起こしたとうそをついて学校を仮病で休み(すげーやな奴)、これを知ったまゆみちゃんが傷つき、坊ちゃん役に本当のことを言う。とかいったストーリーだが、このシチューのエピソード、もしかしたら2代目かも。お料理クラブは4代目で間違いないが、このエピソードだけは自信なし。 |
提供者 | ||
全ての代 | M1 | シリーズ全てを通して担任の先生役だった山内賢氏のエピソード。このシリーズの先生は、長太郎たちのことをとてもよく理解してくれる、いい先生というイメージが強かった。ところがまさにはっちゃくシリーズ放送真っ只中の時期、他のドラマ(多分宇津井健主演の弁護士もの「ひまわりの歌」)で、女性を犯そうとして逆に投げ飛ばされ、木に頭をぶつけて死んでしまう男の役を山内賢氏が演じていた。姉にまぎれてこのドラマを見ていたが、私の心の中ではすごくいい先生というイメージしか山内氏に対して持っていなかったので、もうビックリした。子供の夢をこわしちゃあかん。 |
はっちゃくの映像満載。見ていてとってもなつかしく感じるサイトです。管理人の方はリアルタイム放映時は小さくて、よく覚えていなかったのですが、CSで放映されてはまったそうです。主題化映像をダウンロードできるわ父ちゃんの決め台詞もダウンロードできるわで最高です。 |
放映時期/「スクール☆ウォーズ」:昭和59〜60、「スクール☆ウォーズ2」:平成2〜3年。両方ともTBS系。
これはシリーズとは言っても、パート2を語る人はまれ。それほど初回「スクール☆ウォーズ」が思い出に残る作品だったことのあらわれである。パート1のストーリーは、冒頭のナレーション「この物語はある学園の荒廃に戦いを挑んだ熱血教師たちの記録である。 高校ラグビー界においてまったく無名の弱体チームが、荒廃の中から健全な精神を培い、
わずか数年で全国優勝を成し遂げた奇跡を通じて、 その原動力となった信頼と愛をあますところなくドラマ化したものである」の通りである。
舞台は川浜高校という不良だらけの荒れた学校に、元ラグビーオールジャパンの滝沢賢治が教師として赴任するところから始まり、荒廃しきったラグビー部を建て直し、数々の苦難を経て全国優勝に導くというストーリー。視聴率も放映当初から高かったらしく、放映を延長したらしい。そのためか、総集編とかわざとらしく視聴者を感動させようという「時間稼ぎ」的な話もありはしたが、全体を通して、これほどのすばらしいドラマはかつても今も存在しないと断言していい。
名前 | 演じた人 | コメント |
滝沢賢治 | 山下真司 | 主人公の泣き虫教師。本当によく泣くが、我々視聴者がもらい泣きすることもしばしば。特に相模一高に109−0で負け、部員達を殴る時とイソップが死んだときの涙は今思い出しても目に涙が・・・・。 |
滝沢節子 | 岡田奈々 | 滝沢の妻。部員達にとっても「オアシス」的存在。賢治を陰で支える。一時期は家庭を顧みずクラブ活動に専念するのに耐え切れず、実家に戻ったが、やがて賢治を理解しついてゆくことに。ゆかりという一人娘がいる。 |
森田光男 | 宮田恭男 | 賢治が川浜高校に赴任した時、荒廃したラグビー部を立て直そうとする賢治の姿を見て、自分も先輩部員に立ち向かうようになる。特に賢治と一緒にうさぎとびをしたシーンがよかった。後にキャプテンになり、練習試合で相模一高を破る。 |
大木大助 | 松村雄基 | 川浜一のワルと呼ばれた男。ケンカが大得意で、先生達を悩ますが、あのイソップとは中学校時代からの親友。賢治の紹介でラグビー部に入り、後にキャプテンに。花園初出場を決めた時、胴上げされ、「これが、かつて川浜一のワルと恐れられていた男だっただろうか。彼は今、ヒーローだった」といったアナウンスに感動したのも覚えている。パート2にも出演。 |