日本サブカルチャー

日本・日本人の誇り

2002/05/28スタート

ここではタイトルの通り、日本が世界に誇るべきことなら何でも掲載します。皆さんの情報提供もお待ちしています。

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自己流にアレンジ

 外国からの文化をまねて、さらに自己流にアレンジしてしまうというのが昔から今に至るまで、日本人の特徴である。1543年、ポルトガルから伝来した鉄砲は、その内部構造などをそっくりまねて、数年後には国産のものを大量生産してしまう。そして「鉄砲隊」などの戦術を編み出し、織田信長は長篠の戦で大戦果を挙げた。
 まねるだけでなく、それを自分たちに便利なようにアレンジするのが得意な例としては、現代のものでもかなりたくさんある。
 例えば、現代日本の「庶民料理」といえば何だろう。
寿司やてんぷらは純粋な日本料理だが、庶民料理とは言えない。
私は現代の庶民料理は「ラーメンとカレーライス」だと思う。
両方とも中国・インド由来の料理だが、もう「日本料理」と言っていいほどに日本流にアレンジされ、国民食と言われるまでになっている。
ラーメンは明治時代に中国から伝わったものをアレンジしたもので、その後ずっと日本で親しまれ、「インスタントラーメン」も生まれ、全世界に広まった。
「カレーパン」などは、インド本国はおろか欧米諸国にも存在しない、「日本料理」である。
 また、コンビニエンスストアもアメリカ生まれだが、日本流にアレンジされ、公共料金の支払いなど何でもできるようになり、今や生活に欠かせない存在になっている。
その他、電子機器・家電などでもそういう日本流アレンジはいくらでもある。
 もちろん、「自己流にアレンジ」は他の国でもあることであるが、アレンジしたものが世界に広まり、主流になっていくというものの数は、日本が最も多いのではないだろうか。

良き日本の習慣 〜年上の人に対し敬意を表すること〜

 日本では一般的に、年上の人に敬語を使うことが当たり前になっている。
つまり、年上の人には敬意を払うという習慣がついているわけである。
年上の人に敬意を払うという習慣は世界でも当たり前と思いきや、違うらしい。
 私がFC東京のサポーターをし始めて、このことを知った。日本でプレイするブラジル人選手のほとんどが、この習慣を「すばらしい」と絶賛するのである。
私の知っている限りでは、アマラオ・ツゥット・呂比須がこのことを述べていた。
 これを知って、この年上の人に敬意を払うという習慣は正しいことだし、これからも日本が誇っていくべき習慣として残していかねばならないと感じた。
 これも「敬語」の存在があるからこそ生まれている習慣でもあるだろう。
古典文学では、日本語は「敬語の文化」といわれるほど、敬語が重要なキーワードになっている。
例えば「源氏物語」は、そのストーリーだけでなく、物語中一切主語がない世界唯一の文学としても知られる。
敬語(尊敬語・謙譲語)を巧みに使いこなすことで、主語が連想できるようにしているのである。
例えば「崩御」と書いただけで、誰が死んだとわかるように。
私も受験勉強ではこの「敬語」が古文の内容を一層難解にしたため、苦しめられたが、これこそ日本語の巧みな部分として、世界に誇れるだろう。
 現在この敬語を軽視する風潮もあるが、外国人からこれだけ絶賛される習慣ということは忘れてはならない。