2003年8月5日 国際親善試合
(グレータートウキョウフェスティバル)

 
対レアルマドリード戦(HOME)
試合会場:国立霞ヶ丘競技場

2003/08/10更新


観戦結果

よくやった。選手もサポーターも。

東京 0 3 Rマドリード
  • 37分:ベッカム
  • 44分:ソラーリ
  • 88分:ロナウド 

阿部 SUB
馬場 ケリー 戸田 GK 小沢
宮沢 三浦 DF 迫井 尾亦
金沢 加地
MF 浅利 チャン 梶山
茂庭 藤山 MF 加賀見 大谷 前田
土肥 FW 福田 近藤祐

交代   45分 阿部→チャン
      63分  宮沢→梶山
      70分
  三浦→浅利
     72分 戸田→近藤
     84分 馬場→福田

コメント

 東京が日本中(世界中?)に注目を浴びた試合。なんといっても相手は世界のスター選手ばかりの名実ともに世界最高のクラブチームであるレアルマドリード。ベッカムが加入したことでますますマスコミでも話題になった。ベッカム加入前、毎日新聞社主催ということもあり、テレビ放映は毎日系のTBSに回ってきたが、「FC東京の選手では華がない」という理由でキャンセルし、テレビ東京系で中継されることに。そうしたらベッカムが電撃移籍。まさに「TBSざまーみろ」だったわけだが、試合前日の東京ドームでも公開練習に入場料3000円にもかかわらず45000人が入ったというのにはびっくり。チケットを入手できた自分がすごいんだなと改めて認識した。代表戦を一度も観戦したことのない私にとってはこれまでで最高のプラチナチケットだったわけか。
 当日は夕方から大雨が降り、ずぶぬれになりながらの観戦となったが、やっぱりマドリー相手だけあって、白いレプリカユニを着た人の多いこと。やっぱりベッカムユニが一番多かった。そんななかで東京のレプリカを着ている自分に、よくわからんが誇りと意地のようなものを感じた。
 詳しい試合内容はオフィシャルサイトなどで見て欲しいが、私はゴール裏横のメインスタンド指定席で観戦した。観客の多さ、演出など通常のJリーグの試合よりもはるかにスケールが大きい試合だと改めて感じたわけだが、そんな中でゴール裏の東京サポーターはいつもと変らない応援をしてくれたのが頼もしかった。選手入場の音楽、選手紹介、You'll never walk aloneなど、いつもと同じ試合開始前の演出をしてくれたフロントにも感謝。
 これだけレアルマドリードばかりに注目が行く中、「東京の意地を見せたい」と私は思ったが、選手も他の東京サポたちもきっと同じ気持ちだったと思う。
 オールスターに出場するアマラオが規定により出場できなくなり、U-22日本代表のエジプト遠征に参加する石川も出場できず、さらにジャーンが負傷で、東京の主力選手3人を欠くという、通常のリーグ戦だったとしても非常に苦しい事態になった。この時点で私は正直なところ8−0くらいで負けることも覚悟していた。しかしそんな結果にはならなかったこと、そして選手達が「意地」を持って戦い続けているのが観ているだけでわかっただけに、とてもうれしかった。確かに完敗だったが、この試合によって選手とサポーター間に新たな「絆」のようなものが生まれたような気がする。終了のホイッスルが鳴った時、涙が出そうになった。悔し涙ではなく、「よくやった」という気持ちの涙がでそうになった。
 そしてそれに劣らず感動したのがサポーターの意地だろう。日本人はベッカムを見てキャーキャーするようなミーハー系サポーターだけじゃないんだということを多くの人に示せたと思う。
それと、サポーターのコールで福田を出場させることができたのがうれしかった。福田本人も「コールがなかったら出場できなかったと思う」と語っていただけに、うれしい。
最後に一言
「自分が東京の人間であること、FC東京がその代表チームであることに言い尽くせない誇りを感じた」


観戦写真集

今回はメイン席で観戦。ゴール裏はいつもの調子で応援。声は大きかった。意地だよね、やっぱり。
選手入場後、一緒に写真を撮っているところ。東京の選手にとっては宝物になるでしょう。
例のベッカムのFKの瞬間。
ついに福田がピッチへ。感動の瞬間。
試合終了。よくやった。