東京人の常識

2000/09/15スタート

ここでは「東京人ならごく普通に知っている」ネタを紹介。東京人以外の方にはわからないことが多いかもしれません。日本中どこに行っても地元の人にしかわからないものがあるのと同じですよ。

歌やCM 東京人なら見たこと、聴いたことが必ずあるはず。
TV・ラジオ 地方に「ローカルマスコミ」があるけど、東京にだってある!
いわゆる「常識」 分類が難しかったんで、こんなタイトルしか・・・・・

*皆さんの情報提供お待ちしています!

歌やCM

東京音頭

 東京人なら普通は知っているはずの歌。最近はプロ野球のヤクルトスワローズの応援歌としても有名だが、実はFC東京の応援でも勝った時に歌うことがある。都内で開催される盆踊りでは必ずこれを踊る。歌詞は、「ハァーーーーーー、おどーりおーどるなーーら、ちょいと東京音頭、よーいよーい・・・・・」。実は私は「狛江音頭」はバッチリ踊れる(狛江の学校を出ている人は、踊れない人いないでしょう)のだが、「東京音頭」は踊れない。東京人としてはこれはいかんですな。

大東京音頭

 地方の人はこれを知らない人の方が多いだろう。しかし東京音頭と同じく都内の盆踊りでは必ずレパートリーに入る。「おどーりーじょーずでシャンシャンシャン!仕事もじょーずシャンシャンシャン!・・・・・・・・、とーきょー、とーきょーー、だーいとーーきょーー、おどりじょーずで、いつまでも、それいーつまーでーもー」と歌う。私はこれも踊れない。

「トウソウシン」(現在は「クオーク」)

 「東京総合信用」の略。のこれは「お店・会社」コーナーに載せるべきかもしれないが、ここは会社そのものよりCMの方が話題性が高いのでこちらに掲載。私が福岡からこちらに戻ってきた時にラジオで「トウソウシン」という外人女性のしゃべるセリフを聞いたとき、「うわー、なつかしー」と思った。東京にいる時は気にもしなかったのに、離れてから戻って来ると結構感慨深い。その「トウソウシン」も「クオーク」に社名変更したが、TV・ラジオでのCMのインパクトの強さは健在。「クオークくん」シリーズのCMを聴くたびに思わずほくそえんでしまう。


TV・ラジオなど

「東京12チャンネル」

 90年代に東京に来た人は、この言葉にはなじみがないだろう。現在の「テレビ東京」は80年代に名称変更する前までこう呼ばれていた。現在はFC東京のスポンサーでもある(毎週日曜午前11時に「バモバモ!サッカーテレビ」という番組がやっている)。このテレビ局、今でこそ「何でも鑑定団」「TVチャンピオン」「ポケモン」「エヴァンゲリオン」など、メジャーな番組が増えてきたが、かつて(特に80年代まで)は、まさに「B級」のテレビ局だった。特にひどいのはアニメで、一時期はかつて他のテレビ局でヒットした番組を買い取って、こちらで「新番組」として放映していた。「タイガーマスク」が一番よく覚えているが、1970年代前半のアニメを「新番組」とするのは見ていて情けなかった。特に主題歌の最後には大体テレビ局名が表示されるのだが、オリジナルでは他のテレビ局名が表示されるので、そりゃまずいとばかりに、最後の部分だけスポンサー表示などで隠していた。実は日本テレビも「ウルトラマンシリーズ」をTBSから買って放映していたことがあったが、このときは主題歌自体をカットしていた。TV東京オリジナルのアニメもあったが、いかにも「B級」的なものが多かった。「キャプテン翼」や「ダグラム」「ボトムズ」など、今もひそかに人気のあるアニメもあったが。
 また、この局は、かつてはたとえどこかで大事件が起きようとも「平常心」を保ちつづけていた。もしその「大事件」に興味がなかったら、TV東京かNHK教育テレビに行くのが常だった。でもそっちも面白くないことがほとんど。ビデオが普及するまではきつかったものだ。

MXテレビ

 FC東京と同じく「東京ローカル」のテレビ局。14チャンネル。ごく最近にできたチャンネルなので、知らない人も多いはず。FC東京の試合中継を一番よく行っている。東京都からのお知らせや、石原都知事も出演することが多い。テリ−伊藤や松村邦洋の出演する「東京ボーイ」という番組が人気。

ニッポン放送

 首都圏では最も人気のあるラジオ局。フジ・サンケイグループに属する。周波数は1242。「オールナイトニッポン」が昔から根強い人気があり、ビートたけしがやっている時が最も人気があった。今は終了しているが、三宅裕司の「ヤングパラダイス」も人気があった。管理人は車に乗って仕事をしているため、テリーと上ちゃんの「のってけラジオ」と「鶴光の噂のゴールデンアワー」をよく聴いている。特に「鶴光」が面白い。


いわゆる「常識」

都民の日

 10月1日がこれに当たる。FC東京の誕生もこれに合わせて10月1日になった。都内の役所は公立学校はこの日はお休みになる。こういう日は全都道府県にあるかというと、実はそうではない。神奈川県は「県民の日」ではなく、「川崎市市制記念日」など、市区町村単位で記念日がある。なお、狛江BBSのくみさん(愛媛県在住)のお話によると、愛媛県にも「県民の日」は存在しないとか。
 ちなみに私は千葉県の高校に行ったからわかるのだが、「千葉県民の日」は6月15日。しかも施行されたのは私が高校に入学した年だった。ということはその前の年までなかったわけ。今思うと「ラッキー!」だったかな。

東京の「市町村」

 東京は日本の都道府県で3番目に面積が小さいのだが、そこに23区・27市の他、町も村もあり、行政単位が非常に細かいが、東京からかなり離れたところに住んでいる人は、東京には「区」しかないと思っている場合が結構ある。23区には企業の本社が多く、雑誌やテレビなどでクローズアップされることが多いため、「市」の存在が忘れられがちである。そのためか当然ながら「大都会」というイメージが強いが、西(特に奥多摩)に行くと、結構な「大自然」がある。日原などは結構「穴場」的な観光地なので、一度行ってみてはいかが?