◆チームの特徴◆

★愛称・マスコットがない!
Jチームといえばホームタウン名の前後に愛称が付けられるのが普通だが、FC東京にはそれがない。FCは"football club"の略称で、愛称ではない。なぜこういうチーム名になったのかといえば、あくまで「東京」を強調し、応援する時も「東京」と呼んで欲しいから。私も初観戦した時、サポーターが「東京!」と連呼するのを聞いて、違和感を感じたが、現在はこんな素晴らしいチームが自分の出身地の代表チームであることに誇りを覚える。
 また、マスコットも存在しない。これは前述のように、「東京」にこだわりたいというフロント側の意志がうかがえる。
★東京ローカル
FC東京は、首都をホームタウンとしながらも、プロ野球の巨人のように「全国区」のチームは目指さない。まず都民に愛されるというスタンスで、「東京ローカル」を貫いている。これは東京では初めての試みだが、現実にサポーターの大半は東京都民。
 
いい意味で無名軍団!
FC東京には現在「現役日本代表」の選手はいない。大ブレイク中のツゥットにしても、昨年所属の川崎フロンターレから戦力外通告を受け東京に来た選手。アマラオも来日から8年間東京に居続けた生え抜きの選手で、J1に上がったからといって、「大型補強」は行っていない。さらに言えば、の30人強の選手のうち10人がプロではない「社員(東京ガス)選手」なのである。現在、J1・J2を含めてこんなチームは他にはない。これはわずか2年前まで一企業のサッカークラブだったということも大きな理由だが、これらの選手は、現在もレギュラーとしてバリバリ活躍している。同じ会社員の私としては、これにはかなり親近感を覚える。
 私も東京の試合を初観戦した時、知っている選手は誰もいなかった。そういう「無名軍団」が「スター軍団」を撃破する時には「感動」がある。

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